BMW 車種別故障事例

BMW 5シリーズでよくある故障と修理費用

アクティブステアリング異常

E60型5シリーズにはスピードに合わせてステアリングのギヤ比を変えることができる、いわゆる可変ギアレシオ・パワーステアリングと呼ばれるアクティブステアリングが採用されています。

実はこのシステムが曲者で、ちょくちょくトラブルを起こします。
症状としてはまずはカーナビの画面に「アクティブステアリング 異常」という警告文字が出て、メーターパネルにはステアリングとサイドブレーキの警告灯が表示されます。

この状態がいきなり来るのですが常にこうなるということではなく、低速走行時にステアリングを切った時のみに起こるようです。
こうなる原因はステアリングコラムの付けられている舵角センサーの誤反応でECU側でリセットしてもまた再発するそうです。

従って、このセンサーを交換しなければならないのですが、舵角センサーのみを交換してもおさまらないことが多いらしくディーラーではステアリングコラムごとそっくり交換するようです。
センサーだけで約7万円、ステアリングコラム一式で約21万円とかなり多額な修理費用が掛かってしまうようです。

 

ATからのオイル漏れ

これも5シリーズでは定番のトラブルとなっているオートマチックトランスミッションからのオイル漏れ、漏れる場所はおなじみのオイルパンのガスケットからのものとなります。
原因は・・・ありません、強いて言えばBMW製の車だからです。

修理に関してはミッションケースとオイルパンの間にあるパッキンを交換すればいいということになりますが、より完璧を求める場合はオイルパンごと交換した方がいいでしょう。
オイルパンには一体型となっているフィルターがついているので、それを同時に交換したと思えばいいと思います。

オートマチックトランスミッション用のオイルパン自体ン交換はそれほど面倒なものではないのですが、ATフルードを全部抜いて作業することになるので、新しいATフルードも入れなければならず、それにもオイル代や工賃がかかります。
しめて10万円の修理費用となります。

 

ヘッドライトにまつわるトラブル

6シリーズのみならずBMWの部品の品質はあまり良くないようで、ヘッドライトにもいろいろなトラブルが発生しています。

電気系統が弱くてヘッドライトがつかないというのはもはや持病ですのでいいのですが、納車後初めての雨の走行でヘッドライトのレンズ内が曇り、水滴が流れるようになってしまうのはかなりひどいです。

そのままにしておくとヘッドライトが片側だけ消えてしまったり、なぜかフォグランプが消えてしまったりととにかくヘッドライトにはいろいろ起こります。
レンズ内のくもりに関しては交換しても直らないことが多いようなのですが、何もしない訳いきませんので、アッセンブリー交換ということになります。

部品代だけで片側10万円、両方交換したら工賃と合わせて25万円は行きそうです。

 

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セーフティシステム異常の表示

安全装備の異常となるセーフティシステム異常の表示はほとんどの場合、助手席内部につけられている着座センサーの故障であることが多いようです。

このセンサーは助手席に人の座っているのかどうかを判断するもので、このセンサーの信号によって、もしもの時のエアバッグの展開とシートベルトの引き込みを樹種席側でも行うかどうかを判断しています。

このセンサーが壊れていても運転には支障は出ませんが、事故を起こしても助手席側のエアバッグが出ない、シートベルトが引き込まれないということになり、助手席に座っている人の安全性が損なわれてしまいます。

この故障を直すには着座センサーをそっくり交換します。
費用は部品代と工賃あわせて6万円ぐらい、センサー1つ交換するだけでここまでお金が掛かってしまうのはやはり輸入車だからでしょう。

 

ボンネットが閉まらない

久しぶりにオイルでも点検するかということでボンネットフードを開けて点検した後に「終わり!」ということでボンネットを閉めた時に締りが悪い、何回やっても半ドア状態になってしまうので、

少し強めに締めたらちゃんと閉まったのですが、片側だけ浮いたようになっている・・・年式が古く走行距離が進んで5シリーズではよくあることです。
この症状はボンネットの開閉を支えるヒンジ部の固着が原因で、ある意味メンテナンスを怠った大小だと思うべきです。

家のドアが渋くなった時と同じ状態ですのでオイルを差せば簡単に直ってしまいます。
費用としてオイルスプレー代1000円といったところでしょうか。

 

シャコタン5シリーズ

ヤンキー車ではあるまいし、BMWの5シリーズを購入してシャコタンにする人もいないと思いますが、朝起きて車に乗り込もうとしたときにシャコタンになっていることに気が付くことがあります。
これはエアサスモデルによくあるエアスプリングの故障です。

国産車ですとエアスプリングのバッグが破裂したとかエアーが漏れているといった症状が多いですが、5シリーズですとエアサス用のコンプレッサーに異常をきたしていることがおおくなっています。
ただ、普通のコンプレッサーの故障ということではなく、そのコンプレッサーを動かすためにつけられている配線の一部のリレーが壊れてしまうことが多いようなのです。

リレーが壊れる理由も驚きの水没、どうやら5シリーズでこの部分に雨漏りを起こすことが多く、その雨水によってリレーが故障、そして更にコンプレッサー起動不能ということでシャコタンが出来上がってしまうようなのです。

雨漏りは別として、エアサスのトラブルだけはリレーとヒューズの交換だけで終わります。
リレーは3個付けられており、すべて交換して1万円といったところでしょうか。


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